コンプレックス

実は私、かつて一世を風靡した「寄せて上げる系ブラ」が、絶望的に合わなかったんです。

どんなに人気でも、自分には全然しっくりこない。

鏡を見るたびに「なんで私の体ってこうなんだろう」と、コンプレックスを感じていました。

合うブラを求めて探し回るある日、勇気を出してインポートランジェリーの専門店に足を踏み入れました。

そこで出会ったのが、人生を変える「ノンパテッドブラ（＝パッドなしブラ）」。

初めてそのブラをつけた瞬間——

「あれ？なんかいいかんじ？」

寄せても盛らなくても、自然体のままの自分が素敵に見えました。

自分で自分のことを「なんかいいかも。」と思えたし、しっくりきたんです。

その時、ふと思ったんです。

「いろんなブラがあっていい。いろんな個性があっていい。」

なのに、どうして日本の下着売り場には“同じ方向”のブラばかりなんだろう？と。

2005年　会社を立ち上げる

その小さな疑問がきっかけで、2005年に1人で会社を立ち上げました。
はじめは海外の個性豊かなランジェリーを日本に紹介することにしました。

当時は起業する女性も少なく、またアパレルの輸入卸の経験はあったものの、下着業界未経験で無謀に思える挑戦。
でも「自分にぴったりの下着」に出会ってキラキラしたお客様の笑顔が、何より嬉しかったのを覚えています。

たくさんの下着に触れるうちに、

「日本の技術で、もっと日本人に合う、着心地の良く美しいランジェリーを作れないだろうか？」という想いが膨らんでいきました。

オリジナルのランジェリーブランド誕生

そして2011年、HAVIENA（ハヴィーナ）が誕生しました。

当時まだ珍しかった“ノンワイヤー・ノンパテッド・総レース”のデザインは、ファッション感度の高いお客様に支持され、伊勢丹新宿店をはじめ多くの百貨店やセレクトショップでご好評いただきました。（ノンワイヤーブラブームの先駆けだったんですよ。）

その後、東京から福岡へ拠点を移し、娘の子育てをしながら”女性の人生と下着の関係”を改めて考えるようになりました。

女性の体は変化していきます。

でも、その変化に寄り添いながら、「美しいものを身につける喜び」は一生続いてほしい。

下着は人に見せないけれど、自分を一番近くで支えてくれる存在。

“今日の私、いい感じかも”って思える小さな自信は、きっとあなたの背筋をすっと伸ばしてくれます。

HAVIENAは、そんなふうに「自分を大切に生きる」あなたの味方でありたい。

ランジェリーを通して、ありのままを愛し、もっと自由に、もっと豊かに生きる女性が増えたらいいなと思っています。


HAVIENA FOUNDER
　　　YOKO